時間	内容
７：３０～	早朝保育
８：３０～	順次登園
９：３０～	自由遊び
１０：３０～	集会
１１：００～	カリキュラム
１２：００～	給食
１４：００～	降園開始
１５：００～	延長保育
１５：３０～	おやつ

　未来ある子ども達に幼児なりの本当の力をつけてやる。そこに幼児教育の究極の目標があると考えられます。
　それは即ち遊び・運動・体験・絵画・音楽・自然等々を通じて逞しい精神力と豊かな情緒を子ども達に授けてあげることでありましょうし、かつより良き躾を身に付けさせてあげることでありましょう。そしてそれが長い人生の道程に力強い礎となっていくものと考えられる。
　そのためには、子ども達の遊びと体験の原点であった原っぱや林を少しでも園内に再現して、花や動物とたわむれる環境を作り、その中で自然の豊かさと厳しさとを学ばせ、未来ある子ども達の成長を求めて、公共性と永続性のある学校法人の組織をもって幼稚園を設置しました。

　
以上のように、萌丘幼稚園は自然を大切にし、子ども達が十二分に遊び込める広い園庭を重視しました。
　人間も自然の大切な一員です。四季折々の豊かな自然に囲まれながら、それらを慈しみうるおいのある生活の中で、水や砂や土と十分に戯れる原体験の中に生きる力の根底があります。
　力強い太陽のもと、萌丘幼稚園では子ども達が外で遊ぶことを大切にしています。深く大地に根を張る草花に肥料や水をあげても、太陽があたらなければ次第にひ弱になり枯れてしまいます。子ども達も同じです。温室ばかりで育てていれば、今の厳しい社会の中で、生きていくことは難しいでしょう。
　晴れていれば、まずは外で元気に遊びます。太陽からエネルギーをもらい、子ども達の心は解き放たれ、笑顔が広がります。そして、６月から９月までの暑い日は、裸足や裸になり、全身から太陽の恵みを受けます。慣れない裸足に、初めは砂の上さえ痛いといっていた子も、数日するとその心地よさが分かり裸足が大好きになります。園内で行われていることですが、危険がないように毎日の庭の清掃とお部屋の掃除は徹底して行います。

子どもの園生活はそれぞれ違うわけで、子ども一人ひとりに最高に合った手作りのアルバムを
記念にプレゼントしようと創立以来、子ども達に贈ってきました。
子ども達、一人ひとりの思い出多い写真、絵やカットを先生が愛情を込めて貼り作った、子ども
一人ひとり全部違う手作りのアルバムです。
一人ひとりを大切にする手作りの保育の神髄がアルバムにも表れています。

萌丘幼稚園では業者に頼んだものではなく、温かい作り立ての食事を毎日おいしく食べられる
よう手作り給食を配膳しています。子ども達が安心して食べられるように、幼稚園の畑で育った
季節に合った素材を中心に使っています。
また、日本人として体の基礎を創る「和食」を中心に、ご飯の時には必ずお味噌汁がつき、野菜
の煮物などが出て、素材その物の味を楽しんでいます。子どもの発達を考え、咀嚼力の低下を
心配し、するめなどを出したり、素材その物の良さを生かした献立を作ったり、よくかんで、好き
嫌いがなくなるように、保育者はその子に合った援助を行います。作ってくれた給食や畑の人は
もちろんですが、両親も含めて皆に感謝をして頂きます。
子ども達も自分達で育てた野菜だった時はさらに喜びながら食べています。

萌丘幼稚園は夏休みも充実しています。
前期・後期とに分かれて、１０日間夏期保育を行います。
プール遊びや水遊びなどの夏ならではの遊びをします。
流しそうめんやかき氷を食べたり、スイカ割りをしたり、楽しみがいっぱいです。